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韓国語で韓国語を学ぶということ

 

 
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私たち「横浜ハングルの会」では、2001年9月より「韓国語による韓国語の講義」の試行を始めました。講義中、先生は基本的に韓国語を話し、参加者は韓国語または日本語で質問や発言をしながら、講義が進んでいくスタイルです。また、微妙なニュアンスなどの説明では、概念を理解しやすい日本的な例文を用い、時には日本語での説明も併用しています。これは、韓国語を母国語とし、同時に日本語能力にも長けた、当サークルの先生ならではの講義だと自負しています。

私たちがこういったスタイルを導入した最大の理由は、「文法の理解は少しづつ進むのに、聞き取りが全くできない」ことに愕然としたからです。ある参加者は、最近、韓国に旅行してみて、自分の意志はある程度伝えられるのに、相手の言葉が理解できない、『一方向のコミュニケーション』に気づいたと言明しました。また「ネイティブの先生が日本語で説明して、韓国語はテープだけというのは、本当にもったいない」と指摘する者もいました。これらはいずれも実に的を射た指摘です。

こういった韓国語学習上の矛盾を打開する試みとして、私たちが新たに始めた取り組みが「韓国語による韓国語の講義」です。「知らない言葉で知らない言葉を学ぶ」ことは、一聞するといささか困難なことに思えるかもしれません。しかし街中の英会話学校はどうでしょうか。何の問題もなく英語で英語を教えています。この世間一般的な事実は、「多少の予備知識があれば、学習対象の言葉を使ってその言葉を学習できる」ことを物語っています。ましてや日本語と文法や単語で類似点が多い韓国語です。その壁は決して高くありません。
(ちなみに学習対象の言葉で講義を行うスタイルを「直接法」と呼びます)

ただ、草の根学習サークルの場合、参加者の習熟度に一定のばらつきがあります。そこに直接法を導入してうまく機能するためには、参加者の習熟度差を埋めるためのサポートが欠かせません。私たち「横浜ハングルの会」では、韓国語による講義で使用する基本単語集を作成し、講義で多用される語彙が分からない状況を防いでいます。同時に、先生には、理解が難しいと考えられる文章はゆっくり喋る、別の易しい表現に言い換える、など教授法上の工夫を採っていただいています。その結果、まだ試行段階にはあるものの、今のところ大きな問題もなく「韓国語による韓国語の講義」は定着しつつある状況です。

新たに「横浜ハングルの会」へ参加していただける方には、この基本単語集をお渡しするとともに、可能な限り他参加者によるサポートを行ってゆきます。「韓国語による韓国語の講義」、まだちょっと難しいかなと思えるかもしれません。しかしこの学習方法は、韓国語能力を飛躍的に向上させる大きな可能性を秘めています。いつか韓国語の達人になることを目指して「次の新たな一歩を進めたい」。そう考えるなら、ぜひ当サークルの扉を叩いてみてください。前向きな方の参加をいつでも歓迎いたします。

 

2001年9月15
横浜ハングルの会 事務局


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